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サントリー美術館
サントリー美術館

東京都港区赤坂9-7-4 :六本木・東京ミッドタウン ガレリア3階
「東京ミッドタウン」 21世紀の日本を代表する街、世界に類を見ない独創的な街が誕生しました。


THE MUSEUM OF ORIENTAL CERAMICS, OSAKA COLLECTION:
THE ETERNAL BEAUTY AND LUSTER OF ORIENTAL CERAMICS

大阪市立東洋陶磁美術館コレクション
悠久の光彩
東洋陶磁の美

本展覧会では大阪市立東洋陶磁美術館の収蔵品全体から、国宝2件、重要文化財13件のすべてを含む東洋陶磁の名品約140件を厳選してご紹介します。中国陶磁と韓国陶磁は、日本人になじみの深い海外古陶磁の代表格であり、長きにわたって日本陶磁が大きく影響を受けてきたことは言うまでもありません。日本の古陶磁愛好者は陶磁器の姿に時として人格や精神性をも見出すほど惚れ込んだのでした。誰もが知る名品から久々の公開となる逸品まで、東洋陶磁の美をあらためて発見することができるでしょう。


会期: 2012 1/28(土)〜4/1(日) 展覧会は終了しました。
休館日:毎週火曜日、 3/21(水)
※ただし、3/20(火・祝)は開館
開館時間: 10時〜18時 ※金・土は20時まで開館 ※ただし、3/19(月)は20時まで開館
※3/24(土)は「六本木アートナイト2012」のため 23時まで開館 ※いずれも入館は閉館30分前まで
※開館情報は、今後の状況により変更する場合があります。詳しくはホームページで公開しています。
会場:サントリー美術館


大阪市立東洋陶磁美術館の収蔵品、国宝2件、重要文化財13件を含む名品約140件を厳選

画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。

「悠久の光彩 東洋陶磁の美」会場

大阪市立東洋陶磁美術館コレクション 『悠久の光彩 東洋陶磁の美
2012 1/27 プレス内覧会


―本展覧会 「News Release」 「悠久の光彩 東洋陶磁の美:カタログ」より抜粋して掲載しています―
「大阪市立東洋陶磁美術館」

大阪市立東洋陶磁美術館は、住友グループ21社から国宝2件、重要文化財12件を含む 「安宅コレクション東洋陶磁」 寄贈の申し出を受けて、大阪市が中之島公園内に建設を決定したもので、1982年11月に開館しました。以来、中国・韓国の陶磁器を中心に、多くの個人コレクターからの寄贈作品が加わり、現在では収蔵品の質・量ともに国内随一を誇ります。
同館は、2012年に開館30周年を迎えます。開館当時 「安宅コレクション」 約1,000件の展示と研究を目的に展開してきた同館には、30年間の活動を経て、優れた韓国陶磁のそろう「李秉昌コレクション」 (1996〜98年寄贈) などが加わり、収蔵品数は現在約4,000件におよびます。この中には、開館後に寄贈を受けた重要文化財1件も含まれています。


中国陶磁の美

1〜2世紀頃 (後漢時代) から17世紀 (明時代) の中国陶磁の流れを、その豊かな色の展開をキーワードに、3件の日本陶磁をまじえながらたどります。国宝2件、重要文化財11件をはじめ、合計69件の名品が勢揃いします。


「中国陶磁の美」コーナー

中国陶磁: 耀州窯・建窯
北宋時代の耀州窯では、片切り彫による見事な彫で文様があらわされたオリーブグリーンの釉色の青磁へと移行し、青磁は中国では漢代から宋代へと1千年もかけて発展した。
建窯 は中国の福建にあり、宋時代に躍進を遂げ、中国の喫茶文化との関わりから 「建盞」 と総称される碗が多く焼かれました。
・重要文化財 《青磁刻花牡丹唐草文瓶》 耀州窯 北宋時代 11-12世紀
住友グループ寄贈/安宅コレクション

・国宝 《油滴天目茶碗》 建窯 南宋時代 12-13世紀
住友グループ寄贈/安宅コレクション
※作品はすべて大阪市立東洋陶磁美術館蔵


「中国陶磁の美」コーナー

中国陶磁: 景徳鎮窯
元時代の後期にあたる1330年ごろには景徳鎮で青花磁器が焼成される。景徳鎮窯は、イスラム圏から輸入したコバルトにより、至正様式と呼ばれる青花磁器やイスラム圏への輸出用の青花磁器が、筆による絵付けの濃淡の青藍色など表現力を得て焼造された。五彩磁器は白磁や青花の上から赤や緑、黄などの上絵具で文様を描き低火度で焼成した釉上彩を五彩と呼んだ。
・重要文化財 《青花蓮池魚藻文壺》 景徳鎮窯 元時代 14世紀
住友グループ寄贈/安宅コレクション

《五彩牡丹文盤》(「大明萬暦年製」銘) 景徳鎮窯 明時代 万歴(1573-1620)
住友グループ寄贈/安宅コレクション


韓国陶磁の美

大阪市立東洋陶磁美術館の韓国陶磁コレクションは、質の高さを誇ります。その韓国陶磁コレクションのうち12世紀 (高麗時代) から19世紀 (朝鮮時代) に至る作品67件を厳選、2件の日本陶磁を加え、その展開をたどります。


「韓国陶磁の美」コーナー

韓国陶磁: 高麗時代・朝鮮時代
高麗と日本は平安時代の10世紀以来、対馬を通じて私的貿易などの交流があり、11世紀後半には大宰府の商人や府官などによって高麗貿易が盛んになり、鎌倉時代に入ってからも続き、博多、九州北部、京都などに高麗青磁がもたされました。
・《青磁象嵌雲鶴文碗》 高麗時代 12世紀 李秉昌博士寄贈
・《鉄砂虎鷺文壺》 朝鮮時代 17世紀  住友グループ寄贈/安宅コレクション


「韓国陶磁の美」コーナー

韓国陶磁: 朝鮮時代
朝鮮王朝時代(1392-1910) の陶磁器は室町時代の15世紀から江戸時代の17世紀にかけて数多く日本に招来されました。茶の湯の普及とともに粉青の碗類は唐物茶碗として見立てられ、16世紀後半以降には輸入が急増し、「高麗茶碗」 は豊臣秀吉を筆頭に戦国大名たちの憧れとなりました。
《青花草花文面取瓶》 朝鮮時代 18世紀
住友グループ寄贈/安宅コレクション

《青花辰砂蓮花文壺》 朝鮮時代 18世紀 安宅英一氏寄贈


お問合せTel:03-3479-8600
サントリー美術館公式サイト:http://suntory.jp/SMA/
主催:
サントリー美術館、大阪市立東洋陶磁美術館、朝日新聞社
協賛:三井不動産、日本ヒューレット・パッカード、NECディスプレイソリューションズ、
エーエス、サントリーホールディングス


参考資料:Press Release、「サントリー美術館ニュースvol.238」「悠久の光彩 東洋陶磁の美」カタログ他。
※写真撮影は全て、主催者の許可を得て行っております。


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